2013年、今年頭に発表された記事です。
内部被曝の記事を書くのは久しぶりです。
茨城県取手市の小学校1年生と中学校1年制を対象に行なった健康診断のうち、心電図に異常が見られる生徒が増えたとのことです。読売新聞の記事とともに、1次情報にも触れていきます。
児童、生徒の心電図異常増加…茨城
2013年1月4日 yomiDr.
半年以上前のニュースです。
茨城県取手市の市立小中学校の学校検診で、心電図に異常がみられる児童、生徒の数が、昨年度から増加していることが、生活クラブ生協取手支部など市内3団体の調査でわかった。
メンバーは福島第一原発事故との関連を懸念し、市に調査を要請するという。
検査は小中学校の1年生に実施し、毎年度5月に1600~1700人が受診。精密検査が必要とされた子供は、2010年度までは最高で1・79%だったのが、11年度は2・38%、12年度は5・26%になった。
また、精密検査で疾患や異常が見つかった子供は、10年度までは最高0・71%だったが、11年度は1・28%、12年度は1・45%だった。ただし、12年度は「要精密検査」とされながらも、公表時点で受診していない子供が3分の1以上おり、3団体は「受診者が増えれば数値が上がる可能性がある」とみている。
3団体は10月、児童、生徒の健康状態を知るために、市教委に学校検診結果の開示を求め、2008年度以降の結果を精査して、原発事故後、心電図異常が増えていることに気付いた。原発事故との関連調査に加え、心電図検査の回数を増やすことも市に求める予定だ。
藤井信吾市長は「データの有意性を確認した上で対応を考えたい」としている。
(2013年1月4日 読売新聞)
心電図に異常が出るという話は管理人も聞いていました。
このニュースについて、一次情報を見つけたので、それを見て行きたいと思います。
茨城県取手市小中学校心臓検診結果集計(2013/1/1)
※画像はクリックすると拡大します |
1枚目の資料の上の部分です。
記事内の「精密検査が必要な子供」の数値に赤線を引きました。
平成22年度、平成23年度、平成24年度と数値が増えていっています。
平成24年度の精密検査が必要な子どもは87人。
そのうち精密検査を受けたのは、62人。まだ受けていない子どもが25人います。なので、要管理者の数値、1.45%はもっと増えるかもしれません。
※画像はクリックすると拡大します |
リンク先、2枚目の資料です。
比べて欲しい所を水色の○で囲みました。
精密検査が必要な子供の割合が、小学1年生よりも中学1年生のほうが多いです。
放射性物質による外部被曝や内部被曝の影響は、年齢が小さくなればなるほど影響が大きいというデータが有るにもかかわらず、取手市の結果はそのデータとは異なる結果となっています。
※画像はクリックすると拡大します |
「心臓病有所見一覧(小1、中1)」
リンク先4枚目の資料です。
取手市の子どもがかかっている心臓病の種類と言い換えていいのではないかと。
平成22年度から平成23年度にかけて、突然病気の数が2倍ほどに増え、さらに平成24年度も増加を続けています。
他の地域の健康診断の結果はどうなのでしょうか…
記事が良かったなと思ったら、拡散していただけると嬉しいです( ^o^)ノ
ツイート |
◆ブログ記事の充実・内部被曝の小さな勉強会開催のため、
こちらのリンクからAmazonでお買い物していただけると助かります。
◀クリックで人気ランキングに投票を! |