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過去記事です。

カリフォルニア州における遺伝子組み換え表示の住民投票。巨額を投じて、遺伝子組み換え表示を阻止!!


昨年、アメリカはカリフォルニア州にて行われた遺伝子組み換え作物の表示義務化をするかしないのかという住民投票が行われました。

結果は、遺伝子組み換え表示反対派が過半数を超え否決されました。
ここで何が行われたのかを見て行きましょう!

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)


カリフォルニア州における遺伝子組み換え表示の住民投票のニュースを複数のリンク先から引用して、一つのニュースとしてお知らせします。


2012年11月。
アメリカ合衆国カリフォルニア州で、遺伝子組み換え作物を州法で義務化するという法案が住民投票にかけられました。

「カリフォルニア遺伝子組み換え食品を知る権利法(The California Right to Know Genetically Engineered Food Act)」略称「プロポジション(提案)37(Prop37)」がそれ。成立すれば、アメリカの消費者にとって歴史的な勝利となり、その影響力ははかり知れません。
プロポジション37:米カリフォルニア州で遺伝子組み換え表示法をめぐり住民投票-日本消費者連盟



9月17~23日、南カリフォルニア大などが実施した世論調査では、「賛成」が61%「反対」の25%を大きく上回った。
【遺伝子組み換え作物】本場米国で表示義務化も 加州で住民投票へ 「食の安全に意識高まる」



11月に行われた住民投票の結果は、賛成44.8%、反対55.2%で否決されました。
遺伝子組み換え表示の義務化否決 米カリフォルニア州-朝日新聞デジタル


リンク先の記事では、反対多数とありますが、反対が過半数ですよね…



◆なぜ短期間で結果が翻ったのか??

バイオテクノロジー企業(以下、バイテク企業と表記)が4560万ドルという巨額の資金を投じ、テレビやラジオで約2週間、集中的に反対キャンペーンを行ったからです。

バイテク企業が資金提供するのはわかります。しかし、ボク達が普段目にするようなアメリカの飲食関連企業もこの遺伝子組み換え表示反対のために資金を提供していることに驚きました。

◆遺伝子組み換え表示の住民投票に資金を拠出した企業

●バイテク企業

モンサント 810万ドル
デュポン  540万ドル
バイエル  200万ドル

●食品企業

ペプシコーラ  214万ドル
クラフトフーズ 195万ドル
コカ・コーラ  170万ドル
ネスレ     131万ドル
ケロッグ     79万ドル
デルモンテ    67万ドル
キャンベル    50万ドル
ハインツ     50万ドル

など

さらに、以下の様な画像がネットにありました。
遺伝子組み換え表示に反対する企業一覧です。

CargillやHERSHEY’S、GODIVA、Doleなど名だたる食品を扱う企業が名前を連ねています。
遺伝子組み換え表示に反対しているということは、遺伝子組み換え作物を多く使用しているということ。


カリフォルニア州における住民投票で遺伝子組み換え表示に反対した企業
カリフォルニア州における住民投票で遺伝子組み換え表示に反対した企業
画像引用元:遺伝子組み換え食品の表示制度-Tabby Times...with Amanda


これからは、できるだけ自分たちで作り食べていく、それが一番安心して食べるための秘訣ですよね。




参考:遺伝子組み換え食品の真実
アンディ リーズ (著), 白井 和宏 (翻訳)


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