しかし、よくよく考えると、大企業やお金持ちの方々が、自分たちに不利な情報をネットから弾こうという逆SEOを連携して行おうという試みが始まります。
問題を根本から解決せず、見えないようにして都合の悪い部分に蓋をする、そんな印象を持ちました。
銀行から個人まで駆け込む ネット風評“掃除業”が急拡大
ダイヤモンド・オンライン 9月2日(月)7時0分配信
ネットにおける風評被害対策を始めるとのこと。
今月、新たな業界団体が正式に発足する運びだ。その名称は「風評被害対策事業者連絡会」。
インターネット上の風評被害や誹謗中傷対策を引き受ける大手“イレイサー”(消しゴム≒削除者の意)専門会社で構成する初の業界団体だ。
今夏から国の関係省庁との協議や情報交換を重ねており、急拡大を続ける一方で悪質業者もはびこる業界の健全化を図ることが、設立目的という。
団体設立の音頭を取った業界大手、シエンプレは、過去3年で売り上げを2倍以上に伸ばし、今期は15億円の売り上げを見込む。
玉石混交のネットの世界、虚実入り混じり、事実か作話なのかわからないこともありますよね。その情報が企業やお金持ちの方々に不都合であれば、ネットの検索で引っかからないようにしようというもの。
具体的な話はこちら。
GoogleやYahoo! などの検索エンジンの検索結果の表示順位を上位に押し上げる「SEO」とは逆で、顧客にとって不利な情報が載ったネガティヴサイトの検索順位を下位に押し下げる「逆SEO」や、プロバイダーやサイト運営者とのネゴシエーションのサポート業務を行い、都合の悪いネガティヴサイトそのものをネットの海から文字通り“掃除”してしまうサービスが売りだ。
例えば、逆SEOの場合、検索エンジンのアルゴリズムを解析し、多数の新しいサイトを作成することで、検索結果からネガティヴサイトを相対的に押し下げるといった手法が取られる。
ブログやホームページがあっても、検索上位に来なくては読者は来ません。検索上位に来るために、ブログやホームページを工夫することがSEOです。その真逆をやろうとしています。
あえて、お金持ちや企業といったのはここです。
料金は決して安くはない。同社の場合、単発のサイトの消去で数十万円。法人が継続して対策を行う場合、初年は標準で500万~1000万円。大規模な対策が必要なケースでは2000万~3000万円、中には6000万円に上るケースもあるという。
それでも、この業界が急拡大する理由は「ネットの風評対策が、企業の売り上げや採用活動において死活問題と化している」(業界関係者)からだ。
利用料金がお安くないのです。
業者に頼らない会社では専門部署を作っているんですね。
また、業者に頼らず、自前でネットの評判向上に血道を上げる企業も増えているという。例えば、ある大手小売店では、逆SEO専従の部署があるとされる。
実際、社名をGoogleで検索しても、過去の不祥事を記述したサイトははるか下位に沈み、「関連ワード」さえ表示されない。
その効果は抜群のようです。
Googleは逆SEOへの対応をしているんですね。
Googleは5月、逆SEO対策のためアルゴリズムを大幅変更し、技術的ないたちごっこは激しさを増すばかりだが、社会のコンセンサスづくりは脇に置かれたままだ。
◆管理人
「風評被害」はじめこのニュースを見た時、これは放射性物質の問題では?と考えました。
ニュース内で記述はないけど、逆SEOの可能性はあります。
「風評被害」の意味を調べていて、とても興味深い記述を見つけました。
今後、「風評被害」と言う言葉が出たら、因果関係にお疲れなんですねと思い、生暖かく見守りましょう。
災害、事故、虚偽の報道や根拠のない噂話などによって、本来は直接関係の無い他の人達までが損害を受ける事。というのは建前で、このことばが使われるとき、実際は根拠のある被害を誤摩化し、被害者への同情を、無知な人たちから集めている場合が多い。
因果関係を考えるのに疲れた人たちが使う便利な言葉。
参考:
シエンプレ
http://www.siemple.co.jp/
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