GM小麦反対運動に成果 モンサント社が除草剤耐性小麦開発中止へ ――日本の消費者による署名がGM小麦を止める――
その一方で、オーストラリアが遺伝子組み換え小麦の開発を進めています。
西オーストラリア州、遺伝子組み換え小麦を開発中=農業相
THE WALL STREET JOUNAL
THE WALL STREET JOUNALによると、西オーストラリア州が遺伝子組み換え小麦の開発を進めています。
モンサント社が開発していた遺伝子組み換え小麦は、除草剤耐性の小麦でした。
GM小麦反対運動に成果 モンサント社が除草剤耐性小麦開発中止へ ――日本の消費者による署名がGM小麦を止める――
それに対して、オーストラリアで開発されているのは、霜と干ばつの耐性を持つ小麦だということです。
バストン農業相はウォール・ストリート・ジャーナルに対し「現在行っている小麦の研究プロジェクトは、干ばつと霜への耐性を持つ商用化可能な遺伝子組み換え品種を開発することが主眼だ」と語った。
しかし、人の体への影響が未知数である遺伝子組み換え作物や食品。
小麦は主食のみならず、いろんな料理にも使用されている大変重要な穀物です。
さらに、日本の小麦の輸入割合で、アメリカ、カナダについでオーストラリアは第3位です。
http://www.nisshin.com/entertainment/encyclopedia/flour_01.html
オーストラリアで商用栽培が始まれば、日本にも入ってくることでしょう…
この遺伝子組み換え小麦の動き。目を離せません。
◆管理人より
このニュースの気になるところは、遺伝子組み換え小麦の開発を行っている機関が明記されていないところです。西オーストラリア州とはあるけど、州が中心になっているのか、それとも研究所が中心になっているのか、はたまたバイテク(バイオテクノロジー)企業なのか。
いずれにせよ、小麦は世界中で主食として愛されている穀物です。モンサント社は世界中の反対にあって遺伝子組み換え小麦の開発を中止しました。このオーストラリアの遺伝子組み換え小麦はどうなっていくのでしょうか。
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