東京電力は福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールの中にある、未使用の燃料を7月に行うと発表しました。
7月18日。
本日は1本目を取り出す作業が行われました。作業は何とか無事に終わっており、この情報を知っている多くの方は、ふくいちライブカメラとにらめっこしながら今日一日を過ごしたことと思います。
しかし、まだ明日があります。明日は2本目を取り出す作業が行われるので、情報を追いかけ続けましょう。
(Tokyo Web転載)
東京電力は十八日、福島第一原発4号機の燃料プールに保管中の未使用燃料一体を試験的に取り出した。さらに一体を十九日に取り出す予定で、来年末に計画している燃料の本格取り出しに備え、損傷や腐食の程度を調べる。
昨年三月の事故発生後、第一原発での燃料取り出しは初めて。廃炉に向けた重要な工程だが4号機のプールにはまだ千五百体以上の燃料があり、移送先の確保など多くの課題が残っている。作業はプールのある原子炉建屋五階部分で行われ、放射線量を測定しながら仮設のクレーンで燃料をつり上げた。燃料は専用容器に入れ、別の建物のプールに移す。
4号機のプールには、熱を発する使用済みの燃料千三百三十一体と、未使用燃料二百四体が収められていた。事故を起こした1~3号機より本数や発熱量が多い。
原子炉建屋は水素爆発で激しく壊れ、余震などでプールが損傷する恐れがあるため、燃料の安全確保が急務となっている。東電は爆発のがれきによる燃料の損傷の有無や、事故直後に冷却機能を失ったプールに注水した海水による腐食の影響を詳しく調べる。