ツッコミどころ満載の石原氏のインタビュー記事。
軍事国家、改憲などに言及しています。
橋下君を首相にしたい 軍事国家になるべきだ 石原慎太郎氏インタビュー
約1カ月半ぶりに政治活動を再開した日本維新の会の石原慎太郎共同代表(80)が4日、朝日新聞の単独インタビューに応じた。夏の参院選の争点に憲法改正を据える考えを強調。橋下徹共同代表の首相就任に道筋をつけるのが、自らの最後の仕事だと語った。
――夏の参院選では憲法改正が争点になりますか。 「争点にしなければいけない。日本は世界で孤立し、相手にされなくなっている。国際的に地位を確保するためにも、憲法を改正しなければならない。それが衆院で3分の2を占める安定政権の責任だ」 ――維新綱領は現憲法を「日本を孤立と軽蔑の対象に貶(おとし)めた」としています。これには異論があります。 「日本は周辺諸国に領土を奪われ、国民を奪われ、核兵器で恫喝(どうかつ)されている。こんな国は日本だけだが、国民にそういう感覚がない。日本は強力な軍事国家、技術国家になるべきだ。国家の発言力をバックアップするのは軍事力であり経済力だ。経済を蘇生させるには防衛産業は一番いい。核武装を議論することもこれからの選択肢だ」 ――維新は参院選で「自公過半数阻止」「改憲勢力で3分の2確保」を掲げています。矛盾しませんか。 「何が矛盾しているのか。『政治が進むのは維新のおかげだ』となる体制を作る必要がある。正しい主張をしても数がそろわないとだめだ。民主党は分裂したらいい。民主党がいかに無能で可能性がない政党かを際だたせる。民主党が割れれば政界再編の動きが早まる」 ――公明党は改憲に慎重です。 「彼らはものすごく改憲の妨げになるね。憲法で踏み絵を踏まされるんだろう。そこで国民政党かどうかの素性が出てくるんじゃないか」 ――参院選後、自民党と連立政権をつくるのですか。 「さあ分からんね。みんなすぐ連立、連立と言うが、閣僚を出す出さないというのは小さな話だ。問題は政治イシュー(課題)にどう取り組むかだ。今のような高福祉低負担は成り立たない。この国の基本を変えていかないとならない」 ――100日を迎えた安倍晋三首相をどう評価しますか。 「まあ当たり障りないなあ。祖父の岸信介元首相のような教養はない。僕は橋下君を首相にしたい。度胸があるし命がけで仕事をしている。男同士の共感がある。日本維新の会はしょせん、大阪維新の会の二番煎じだよ。大阪が本家なんだから。彼は革命家になれる」 ――石原さんが首相を目指す考えはありませんか。 「おれはもう、体力がない。自分のことを特殊兵器だと思っているが、自民党がそれを使い切れなかった。橋下君をもり立てていくのが政治家としての最後の仕事だ。参院選を実りあるものにするためにやっぱり橋下君に立候補してほしい」(岡本智) |
この言葉、TPPの時にも使われるのですが、具体的にどういうふうに孤立しているのか、誰も言わないです。経済的なのか、軍事的なのか、外交なのか…
日本は世界で孤立
どこから突っ込んだらいいのでしょうか…
「日本は周辺諸国に領土を奪われ、国民を奪われ、核兵器で恫喝(どうかつ)されている。こんな国は日本だけだが、国民にそういう感覚がない。日本は強力な軍事国家、技術国家になるべきだ。国家の発言力をバックアップするのは軍事力であり経済力だ。経済を蘇生させるには防衛産業は一番いい。核武装を議論することもこれからの選択肢だ」
経済を再生させるには防衛産業は一番いいと言っているけど、その際たるアメリカはどうでしょうか。さらに、孫崎享氏は著書「これから世界はどうなるか」で、
世界はすでに国家間の紛争をできるだけ避けようとする時代に入っている
と述べています。だとしたら、これから軍事国家になろうという石原慎太郎氏が描く理想は、むしろ世界から孤立していくという矛盾があります。
この発言は恐ろしいこともあり、保存のため、全文転載しました。
朝日新聞は頑張っている新聞と言う印象がありました。しかし、時にこんなインタビューを載せるとなるとがっかりです。
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