PM2.5がわからないので、調べてみた!
この中で、
「PM2.5とは、大気中に浮遊する空気力学的粒子径(Aerodynamic diameter)が2.5µm以下の小さな粒子状物質(PM:Particulate Matter)をいう」
と紹介しました。
では、実際に、PM2.5にどんな元素が含まれているのかを調べました。
この検索はかなり時間を費やしました。
ワードを変えても変えても出てこないのです。
環境省にもないし、東京都にもない…(あるけど、検索の仕方が悪かったかな)
数時間かけて見つけたのは大阪府の平成23年度の成分分析データでした!
微小粒子状物質(PM2.5)成分分析結果(大阪府)
平成23年度の分析データがあります。
その中で、春季分析を見てみようと思います。
平成23年度 春季成分分析結果
何地点かの結果がありますが、一番目の泉大津市役所局の結果を見ます。
エクセルデータは見にくいので、表にして書き写しました。
| イオン成分 | 元素記号 | 元素名 | 
|---|---|---|
| Cl- | 塩化物イオン | |
| NO₃- | 硝酸イオン | |
| SO₄²- | 硫酸イオン | |
| Na+ | ナトリウムイオン | |
| NH₄+ | アンモニウムイオン | |
| K+ | カリウムイオン | |
| Mg²+ | マグネシウムイオン | |
| Ca²+ | カルシウムイオン | |
| 無機元素成分 | Na | ナトリウム | 
| Al | アルミニウム | |
| Si | ケイ素 | |
| K | カリウム | |
| Ca | カルシウム | |
| Sc | スカンジウム | |
| Ti | チタン | |
| V | バナジウム | |
| Cr | クロム | |
| Mn | マンガン | |
| Fe | 鉄 | |
| Co | コバルト | |
| Ni | ニッケル | |
| Cu | 銅 | |
| Zn | 亜鉛 | |
| As | ヒ素 | |
| Se | セレン | |
| Rb | ルビジウム | |
| Mo | モリブデン | |
| Sb | アンチモン | |
| Cs | セシウム | |
| Ba | バリウム | |
| La | ランタン | |
| Ce | セリウム | |
| Sm | サマリウム | |
| Hf | ハフニウム | |
| W | タングステン | |
| Ta | タンタル | |
| Th | トリウム | |
| Pb | 鉛 | |
| Cd | カドミウム | |
| 炭素成分 | OC | 有機性炭素 | 
| EC | 元素状炭素 | |
| WSOC | 水溶性有機炭素 | 
http://www.gadgety.net/shin/trivia/ptable/
この中には不検出のものも存在します。
しかし、分析をして、検出される可能性があるので分析したと考えられるので、そのまま表に転記しました。
普段生活するには目にも耳にしないような物質や、公害でその名を轟かせたヒ素やカドミウムなどの危険物質まで出ています。さらに言えばセシウムも検出されています。もっと各地で分析すれば、さらに驚きの物質が出てくる可能性もあるでしょう。
ここから管理人の私見を書きます。
今年になり、急激にPM2.5のニュースが流れ始めました。
PM2.5は10年以上も前から基準値超でずっと検出されています。さらにいえば、「中国の黄砂にのって」と言う表現も使われていますけど、多くは日本国内で発生しています。
また、PM2.5は粒子の大きさで、そこにどんな物質があるのかは全くわかりません。
微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報
環境省のページです。PM2.5の濃度のことに触れていますが、その成分には触れていません。
このPM2.5の報道でボクたちはかなりごまかされている気がします。
1.あらゆる物質が粒子の大きさでまとめられ、個々の物質の危険性に触れられない
2.例えば、放射性物質の公表をしなかったと後に追求されても、PM2.5という形で報道したというアリバイにならないか
以上の点を懸念しています。
日々出てくるニュースは、きちんと事実を報道しているものもあるけど、大企業や国の意図が紛れているニュースもあるので、見たニュースを鵜呑みにせず、まずはネットで調べて、自分の言葉で広く伝えることが大切だなと思います。
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