被曝隠しの様々な方法。被曝隠しは福島第一原子力発電所の事故前から繰り返されていた！

被曝隠し「以前から」証言続々　車内に放置や預かり役も（朝日新聞デジタル）

被曝隠しの問題が続々と発覚。
この問題は複雑な要素をはらんでいて、やったから悪いというような軽々しいことは口にできないです。

東京電力福島第一原発で働く３０代男性は今年５月、原発構内の免震重要棟の駐車場に止めたワゴン車の後部座席に約２０組の「３点セット」を見つけた。その日の被曝（ひばく）線量を表示する線量計「ＡＰＤ」、長期間の累積線量を測るバッジ型線量計、そして作業員の身分証がひとくくりに束ねられていた。３時間後にのぞいてもそのままだった。被曝線量の限度を超えたら原発で働けなくなるため、線量計を残して現場へ向かったと確信した。その後も同じ光景を５回ほど見たという。 ４０代男性は３～４月、同じ駐車場で特定の車の中に１０組以上置かれているのを１０回ほど見た。別の車内で見かけたこともある。

複数の目撃証言があります。ずっと繰り返しているんですね。
会社の指示なのか、本人たちの意思なのか…

東電は被曝隠しについて「把握したことはない」としてきたが、今月３日に下請け作業員がＡＰＤをつけないで働いたと発表。過去に同様の事例があったと記者会見で認め、調査に乗り出す方針を明らかにした。

福島第一原発作業員、線量計なしで作業―またしても東京エネシス！！
「」

福島第一原発の駐車場で線量計「ＡＰＤ」が放置されているのを目撃した３０代男性は約１０年前、同原発１～６号機の原子炉格納容器の中で作業した。この時は原子炉建屋内に用意されていたティッシュペーパーの箱ほどの大きさの鉛の箱にＡＰＤを入れておくよう、下請け会社の責任者からしばしば指示されたという。 　作業は毎回１時間ほど。ＡＰＤに表示される被曝線量は、鉛の箱に入れたらほぼゼロ、身につけて作業すると０．３～０．４ミリシーベルトだった。こうした指示は、元請け会社が定めた年間被曝線量２０ミリシーベルト程度に近づく年度末に出ることが多かったという。 　男性は繰り返し取材を受けるなかで「まともにＡＰＤをつけていると、線量が高くてアラームが鳴り、仕事ができなくなる。鉛の箱に入れておくのは当たり前だと思っていた」と振り返った。原子炉建屋内の操作盤の裏に隠し、下請け会社の放射線管理者から「見つからないようにね」と声をかけられたこともあった。 　「本当はどのくらいの放射線を浴びたのか、わからない。会社はがん検診も受けさせてくれない。健康がすごく心配です」

線量限度を超えると仕事ができなくなる＝食べられなくなります。命がかかっているために行われてしまいます。これだけ危険なところにいるのに、給金は安いですし、命の保証もない…

西日本にある複数の原発で働いた７０代男性は十数年前の現役時代、作業員が線量の低い場所で待機する同僚に線量計を預ける場面を何度も見た。「電力会社やプラントメーカーの社員も見て見ぬふり。現場で長年働いた人なら、誰でも知っていることだ」と語る。

こういったことも。
ずっと行われてきているんですね。

被曝隠しをめぐって裁判中の人もいる。下請け作業員だった福岡市の梅田隆亮さん（７７）は、１９７９年に島根原発と敦賀原発で線量計や防護マスクを外して働かされたなどと主張。被曝が原因で心筋梗塞（こうそく）を患ったとして、労災を認めなかった国の処分の取り消しを求めて今年２月に福岡地裁に提訴した。「作業員は会社の圧力が怖くて証言しにくい。国にも問題を繰り返し訴えてきたが、調査もしてくれない」と言う。

裁判を起こしている方もいるということ。

福島第一原発に定期的な立ち入り調査をしたことがある厚生労働省幹部は「原発は限られた人しか入れない密室。線量計を外したといううわさを聞いても証拠をつかむことは難しい」と明かす。

調査ができないのはこういうところでしょうけど、本気で調査する気があるのであればできるはずです。例えば一番初めのケースは車に隠すというもの。原発内に立ち入れなくても、車がある場所には入れるでしょ?と問い詰めたいです。このケースは福島第一原発事故後のようなので、この幹部が事故後に行ってはいないと思いますが…