コメ検査で基準値上限=「十分に安全」と県-福島
2012/10/18-22:17 時事ドットコム
福島県は18日、2012年産米のモニタリング検査で、同県いわき市で生産されたコメから放射性セシウムの基準値の限度いっぱいの1キロ当たり100ベクレルが検出されたと発表した。基準値は超えておらず、県は「十分に安全」(水田畑作課)としている。 |
◆過去記事をどうぞ
北海道室蘭沖のマダラから100ベクレルの放射性セシウム。基準値を超えていないので出荷自粛せず…ガックリ
セシウム134が39.6ベクレル、セシウム137が63.2ベクレル検出された。合計すれば102.8ベクレルで基準値を上回るが、厚生労働省は「(合計値の)3桁目を四捨五入し、有効数字2桁とする」と7月5日付で通知しており、これに従うと100ベクレルちょうどになる。 |
ちょっと、とんでもない記述があるぞ!!ということで調べてみました。
食品中の放射性物質に係る基準値の設定に関するQ&A について―厚生労働省(PDF)
長々あるなか、さり気なく以下の部分を発見。文章化します。
※画像はクリックすると拡大
基準値は、セシウム134とセシウム137の濃度の合計値として定められているので、両核種それぞれの値を3桁目まで求めて、これを合計した上で3桁目を四捨五入し、有効数字2桁とします。
例えば、セシウム134が44.9ベクレル/kg、セシウム137が60.0ベクレル/kgだった場合、合計した値は104.9ベクレル/kgとなるので、3桁目を四捨五入し、放射性セシウムの検査結果は100ベクレル/kgとなります。
と例としてはっきり書いてあります。
なので、食品中の放射性物質の基準値は100ベクレルではなく、放射性セシウムで104.9ベクレル/kgということなのです。
◆PDFのある場所⇒みなさまの疑問にお答えします(厚生労働省)
食品中の放射性物質による内部被曝の危険性があちこちで言われているにも関わらず、こういった数値のごまかしで市民の目を欺き、市民の命を軽視することを平気で行なっている現実にめまいがします。
基準値は体に毒だからあるわけなので、基準値以下だから大丈夫とか基準値を四捨五入するとか、人をばかにするのもいい加減にして欲しいと思います。
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