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過去記事です。

見逃される玄海原発1号機の危険性




このニュースを見て驚きました。以前、玄海原発1号機の危険性をブログに転載しておりました。定期点検のため、玄海原発1号機の運転停止の際の急激な温度低下で原子炉が割れてしまうのではないかとビクビクしたものです。実際に、このブログ記事は、運転停止をする時点では一番読まれておりました。


井野博満東京大学名誉教授が警告「玄海原発は爆発する」週刊現代7月2日号転載




経済産業省原子力安全・保安院は27日、定期検査で運転停止中の九州電力玄海原発1号機(佐賀県)の原子炉圧力容器が予想以上に老朽化しているとの専門家の指摘に「十分に健全だ」とする検証結果をまとめた。



九州電力の瓜生道明社長は26日に佐賀市内であった「対話の会」で、「原子炉の鉄は結晶構造がしっかりしており、厚さは20センチ。お湯をかけたガラスのようにパリッと割れることは決してない」と安全性に問題ないとの認識を示している。(朝日新聞デジタル)


ちょっと待てと言いたいのです。こういうセリフを繰り返し言い続けて起きたのが、福島第一原子力発電所の事故。それをまだ言うかとボクは思ってしまいます。はっきり言って信頼性ゼロです。



海江田万里・元経済産業相も今年5月の国会事故調で、「1号機は一切(安全と)言ってない。中性子による脆性の問題で気になることがあった」と打ち明けていた。(朝日新聞デジタル)




玄海町議会でこの問題を追及してきた藤浦晧議員(共産)は「専門家が客観的なデータに基づいて問題視している。保安院が押し切っているようで納得できない」と、性急な結論を疑問視した。(朝日新聞デジタル)




玄海原発全4基の操業停止を求める訴訟原告団長の長谷川照・前佐賀大学長は「運転開始40年近くたっても安全というのは一般感覚からほど遠く、推進派と一体化している保安院の言葉は信じられない」と批判。「九電は、数字を出した根拠の説明が不足しており、計算過程を含めて第三者が検証すべきだ」と話した。(朝日新聞デジタル)





ストレステストなどの安全審査を経た原発の再稼働を容認する経済界からも注文がつく。佐賀商工会議所の島内正彦専務理事は「1号機のような古い原発を不安に思っている人が多い。国はちゃんと対策を示してほしい」と求めた。(朝日新聞デジタル)




九州大応用力学研究所の渡邉英雄准教授(照射材料工学)は「上昇値は本来の予測値から大きくずれ、誤差の範囲を超えている。原子レベルで想定外の異常が生じている可能性がある」と指摘。(佐賀新聞)




井野博満東大名誉教授(金属材料学)は中性子の影響を受けやすい不純物が含まれるなど材質が均一でない可能性を指摘したうえで、「緊急冷却で急激に温度を下げた場合、圧力容器が壊れる可能性がある」とする。(佐賀新聞)



少し調べただけでもこれだけの不安や疑問視する声が上がっているのにそれを一つも検証しようとしないのが現実。ちょっとこれは度を超しすぎてます。



そして、原子力安全・保安院の対策は

玄海1号機は「健全」=原子炉脆弱化の予測式改善へ―保安院(THE WALL STREET JOURNAL)



















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