札幌市西区のアパートで独り暮らしをしていた男性(59)が先月、死亡しているのが見つかった。男性方は今年4月に電気や水道を止められ、札幌西署は餓死した可能性があるとみている。今年1月に同市白石区で姉妹が孤立死した問題を受け、市は生活困窮者の見守りを強化しているが、男性のような中高年は対象外で、対応の難しさを指摘する声も上がっている。 |
白石区の姉妹の件は記憶に新しいですね。
札幌姉妹「孤立死」事件。の巻(マガジン9 雨宮処凛がゆく!)
同署などによると、7月11日、男性方の窓付近に虫が増えているのを近所の人が不審に思い、通報を受けた署員が室内に入ったところ、男性がベッドで横たわったまま亡くなっていた。ミイラ化しており、死後3~4か月たっていたとみられる。 |
今年の3月から4月に亡くなったということ。
男性は1995年頃から独り暮らしをしており、アルバイトで生活費を稼いでいたほか、滝川市に住む80歳代の母親や歌志内市に住む妹(56)の仕送りに頼っていた。しかし認知症となった母親からの仕送りが受けられなくなり、今年3月になって、負担に感じていた妹からの仕送りも止まった。月2万5000円の家賃を滞納するようになり、翌4月から電気や水道も止められたという。 |
認知症の母親からの仕送りが止まった時期が不明。そして、妹からの仕送りが止まったのは3月。ここにも記述がないのですが、3月4月と言ったら北海道はまだまだ寒いはず。暖房はどうしていたのでしょうか。
男性の部屋にはテレビとベッドしかなく、現金は財布の中の旧百円札1枚だけだった。司法解剖で死因は特定できなかったが、同署幹部は「室内に食料品が一切なく、最後は餓死した可能性がある」とみている。 |
近所の女性(65)は「3月中旬に、ふらつきながらごみを出す男性を見かけた。頬がこけて骨と皮だけかと思うほどやせていた」と話し、異変を感じていたという。「その後は見かけなくなり引っ越したと思っていた。もっと早く市役所や警察に連絡していればよかった」と悔やんだ。 |
白石区で今年1月、知的障害のある妹とその姉が孤立死した問題を受け、市は、福祉サービスを利用していない18歳以上の知的障害者1188人の生活実態調査を行い、孤立の恐れがある113人については、民生委員に情報提供をしたり、障害者相談支援事業所を紹介したりしている。民生委員の巡回対象を65歳以上の高齢者と知的障害者の世帯としたほか、生活保護の相談記録もチェックして未申請者に職員が連絡するようにした。 |
市では電気やガスなどの事業者に対し、供給停止となった顧客の情報提供を呼び掛けており、男性はその対象に含まれた可能性がある。ただ事業者側は個人情報保護などを理由に難色を示している。西区役所保護1課でも「料金滞納は生活困窮だけが理由ではなく、全ての顧客情報を提供してもらうことは難しい」としており、情報の共有は実現していない。 |
でも、もっと市も足を使って頑張れることがあります。これ以上増やさないために、専門家チームで対応していくことも考える必要があるのではないでしょうか。
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