自宅で栽培したシイタケなどを食べた福島県内の男性2人が1万~2万ベクレルの内部被ばくをしていたことが22日、東京大医科学研究所の調査で分かった。 |
調査した坪倉正治(つぼくら・まさはる)医師によると、年間の被ばく線量に換算すると最大約0・85ミリシーベルトで、国が設けた食品からの被ばく限度の年間1ミリシーベルトを下回った。 |
シーベルト=線量の単位
ベクレル=放射性物質の能力
という風に、全く性質が異なる単位です。
内部被曝の単位としてシーベルトは不適切ですので、こういう記述があったら無視してください。
坪倉医師は「健康に影響が出る数値ではない。自家栽培の場合は、油断をせずに検査をしてから食べてほしい」と話している。 |
現段階でこのセリフを言う方をボクは信用できません。
はじめに出る症状として、鼻血、下痢、口内炎、抜け毛、充血、生理異常、気管支炎、咳、倦怠感、皮膚斑点、微熱、食欲不振などの症状があります。また、晩発性障害としてがんや白血病などがあるのです。
2人は福島県浪江町出身で、東京電力福島第1原発事故で二本松市と川俣町に避難。自宅から持ち出した木で栽培したシイタケや、タケノコなどを食べていた。今年7~8月に体内の放射性物質の量を調べたところ、二本松市の男性(74)から1万9507ベクレル、川俣町の男性(70)からは1万1191ベクレルが検出された。 二本松市の男性が食べていたシイタケからは約14万ベクレルもの濃度の放射性物質が検出され、それぞれの男性の妻2人も約6千~7千ベクレルの内部被ばくをしていた。 |
「自宅で栽培したシイタケ」、「自宅から持ち出した木で栽培したシイタケや、竹の子などを食べていた」。どちらも自家栽培や自宅のものという限定条件でこういった高線量の内部被曝が起きるという印象付けをしようとしている記事に見えます。
よく考えてほしいのです。自宅の庭と農地が全く別の土地にあるのでしょうか。飛んでいく放射性微粒子が自宅の庭と農地をかぎ分けるはずがないのです。今後も自分の食べるものはきちんと考えて、身を守っていかないとなりません。
正しい情報と正しい知識で、自分たちの身をきちんと守っていきましょう。