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どの年齢の方もまるっきりストレスがなく、健康ではつらつしているという状態で、何が比較となるのか。
放射線が入ってきて、分子を切断する、細胞を切断する、異常再結合が行われること。それは成長期にある子どもほどうんと早いです。
逆に、この側面はもう大人になって成長が止まって、定常状態になった人が少ないファクターになります。ヨウ素だけ取り出して考えますと、子どもほど放射能の敏感だから子どもを保護しなければならない。本当にその通りなんですね。
年を取っている方で気を付けなければいけないこと
「年を取ると多くの場合いろいろな病を持つのです。そのため免疫力が低下している場合が多い。このため多くのお年寄りは、むしろ放射線に弱いのです。病気のある方、特に免疫系が弱くなっている方も同じです。これはチェルノブイリ事故後に、アメリカでエイズ患者をはじめ、感染症患者の死亡が増えていること、その中にはお年寄りの死亡の増加があることなどにもはっきりとあらわれています。」
内部被曝 矢ケ﨑克馬 守田敏也
このグラフは先程の本の引用にあったアメリカのデータです。1984-1985よりも死亡率が明らかに増えているのがはっきりと表われています。
http://blogs.yahoo.co.jp/yakoto44/4832392.html
そして、意図的にか、あるいは科学的にか見落とされているのはストレスだということです。
放射線は体に外部被曝でγ(ガンマ)線が飛んできても分子を切っていきます。内部被曝でも全く同じですが、切られた組織は完全に元に戻るわけではないのです。それで、身体的ストレス、癌があったり、アレルギーがあったり、いろいろストレスがある、そこの場所に分子を切っていくもんですから、免疫力が激減する。命に直結していきます。
単純に身体的ストレスだけでなく、精神的ストレスに放射能が加わることによって、全体的な健康不良が出てくるということは、ずっと被害者側からは完ぺきに証明されているんです。原爆被害者が例えばぶらぶら病だなんていわれる、何をしても根気が続かず、すぐ疲れてしまう、立っていることさえできなくなる、そういう状況。あらゆる面で健康不良になっていく。
これは今までのICRPは一切放射線というのはガンと白血病と甲状腺など2.3の病気が出るだけだという。放射線がどういう被害を与えるかっていうことを解明しないで、そこに科学の目を入れさせないできたので支配がずっと成り立っていた。