「空間線量0.3マイクロシーベルト/時以上は避難すべきである」
川根眞也先生による内部被曝についての連続ツイートのまとめです。今週は2回に分けられてツイートしております。
小出裕章氏に聞いた呼吸による内部被曝についての連続ツイート
【内部被ばくについて10月14日①】内部被ばくについて連続ツィート10月14日版を始めます。今日はこれまでつぶいてきたことを下にその場で生活リスクについて、僕が思うこと、です。昨日小出裕章さんと直接話すこともできました。呼吸による内部被ばくについて、意見も伺うことができました。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
◆土壌汚染について
【内部被ばくについて10月14日②】昨日千葉県印西市で小出裕章さんの講演会が開かれました。懇親会で会った方が教えてくれた、常総生協が測定した土地汚染マップ。1kmメッシュでかなり具体的。柏市など40万ベクレル/m2の地域がある。coop-joso.jp/radioactivity/…
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日③】この40万ベクレル/m2の土地汚染の場所で生活すべきか?チェルノブイリの時はセシウム137で55.5万ベクレル/m2以上は第2区分「義務的移住区域」。農地利用禁止、計画的に移住すべき区域。国家補償で。radiationexposuresociety.com/archives/1706
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日④】40万ベクレル/m2はチェルノブイリの時の第3区分「移住権利区域」18.5万~55.5万ベクレル/m2に相当する。ここは住民が希望すれば移住できた。国家補償で『チェルノブイリ事故の際の放射能汚染の区分』radiationexposuresociety.com/archives/1706
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑤】旧ソ連は社会主義国。住民は国家の財産、労働力とみなされていた。18.5万ベクレル/m2以上の場所で生活することで住民が健康を害し働けなくことの損失が、移住のための費用よりも大きいという判断。しかし、日本は資本主義国家。生命や健康は個人のもの。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑥】僕は少なくとも18.5万ベクレル/m2の場所で生活し続けることは旧ソ連も知っていたように、明らかな健康被害がでると思う。ただちに移住をするべきだが、それが日本では自己責任で行うことになってしまう。日本は旧ソ連よりも人命軽視の国である。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑦】日本に土地汚染による住民移住の権利を確立させる必要がある。そのために、常総生協のような土地汚染マップを、福島、宮城南部をはじめ、東北、関東でつくり、ホットスポットを詳しく分析するべきだ。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
◆奇形児を出産するリスク
【内部被ばくについて10月14日⑧】どのくらいの空間放射線量の場所では子どもを産む場合に畸形児を出産するリスクが高まるのか?2人の方に聞いた。日本イラク医療ネットワークの医師、井下俊さん。劣化ウランの被害でイラクの子どもたちに白血病や白内障が増えている。その治療にあたっている。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
井下 俊 (医師:JIM-NET医療コーディネーター)
1963年、徳島生まれ。医師(血液学)
西チモールやパレスチナ、コソボなどで活動。
劣化ウラン弾による健康被害に関心を持ち、2003年にはイラクで調査活動。
2005年2月からは、JIM-NETヨルダン医療コーディネーターとしてアンマンに滞在し、医療専門家として、現地の医師たちと日本からの支援活動の間に立ち、より効率的な支援の道筋を示している。
6月にはブリュッセル(ベルギー)で行われたウラン兵器禁止を求めるICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)の総会に出席し、イラクにおける劣化ウラン兵器による健康被害の実態を報告。
http://www.cadu-jp.org/notice/notice050713.html
【内部被ばくについて10月14日⑨】もう1人はたんぽぽ舎で活動され、劣化ウラン研究会の代表の山崎久隆さん。原発事故問題に詳しい。井下さんは0.5マイクロシーベルト/時以上と言い、山崎さんは0.6マイクロシーベルト/時と言った。これは年間外部被ばくにするとおよそ5ミリシーベルト。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
山崎久隆氏
1959年生まれ。「たんぽぽ舎」副代表。「劣化ウラン研究会」代表。TUP(平和のための翻訳者たち)メンバー。86年チェルノブイリ原発事故以来日本でも同じような重大事故が迫っていると、原発の安全性問題を中心に活動。合わせて湾岸戦争以来米英軍などが使った劣化ウラン兵器の影響を調査し廃絶の取組に参加。
共著書:『放射能兵器・劣化ウラン』(技術と人間)、『原発事故から身を守る』(第一書林)、『原発の地震 防災はどうなっているか』(たんぽぽ舎パンフレット)、『冬の兵士』(岩波書店)『TUPアンソロジー世界は変えられるI・II』(七つ森書館)他多数。
http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20110829.html
【内部被ばくについて10月14日⑩】人が住むべきではない、場所として、畸形を持って子どもが産まれるくる可能性が高い場所は避けるべきだ。この事から、その一つの基準が、空間線量では0.5マイクロシーベルト/時ではないか、と思っている。もう一つ0.3マイクロシーベルト/時を考えている
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑪】野呂美加さんがベラルーシの、廃村になった村を訪れている。そこは普通に暮らしていたが、住民が次々に病気にかかり、土地を調べたら、ホットスポットであったことがわかり、廃村になった。その空間線量は0.3~0.4マイクロシーベルト/時だった。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑫】いろいろな場所で講演をしていて聞くと、子どもたちが鼻血をだしたり、皮膚のアレルギーが悪化したりするレベルは空間線量で0.25とか0.26などの0.20の後半から。これらのことから0.30マイクロシーベルト/時以上は、避難すべきだと考えている。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑬】実は欧州放射線リスク委員会のクリス・バズビーも0.3マイクロシーベルト/時以上は住民は避難すべきだ、と主張。『封印された「放射能」の恐怖』p.195。「その線量の地域に住んでいる人は健康への重大な影響が起きると認識し、移住する必要があります」
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑭】しかし、人が住むべきではない場所に現実に多くの人が生活をし、政府や自治体は安全・安心キャンペーンをはっている。多くの人が何も知らずに生活している。まわりで突然死が増えているかな、くらいには感じながら。それは原発事故から2年もたっていないから。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑮】『チェルノブイリ原発事故で被ばくした北ウクライナ住民にあらわれた精神、神経、身体の疾患』を見てほしい。事故後5年目からあらゆる疾患がチェ周辺住民で増加。10万人あたり1万人越え→10人に1人がかかるradiationexposuresociety.com/archives/1933
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
【内部被ばくについて10月14日⑯】さすがに10人に1人病気にかかれば気がつくか?それが福島だけではなくホットスポットで起きることになる。放射線が引き起こすのはがんだけではない。急性骨髄性白血病などでなければすぐに死ぬわけでもない。しかしさまざまな病気にかかり生活の質が低下する
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
放射性物質の内部被曝の影響で、免疫力低下という特徴があります。これにより、様々な病気を引き起こしたり、慢性の病気が悪化することがチェルノブイリ事故後に起きています。
日本でも、季節はずれの風邪やインフルエンザが起きていることも、一つの現象だと捉えることができます。
【内部被ばくについて10月14日⑰】10月14日版はこれで終了。空間線量0.3μSv/時より低いエリアの地域に住む場合のリスクについてはまた来週。足立子どもを守る会が『給食の内部被ばく防護策を求める陳情』署名を行っています。ご協力下さい。adachikodomo.net/websign.html
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 10月 13, 2012
川根眞也先生に足立こどもを守る会の宣伝をしていただいております。皆さまもぜひ署名をお願いします。ちゃっかり紹介してすみません。
こちらが常総生協の調査結果。放射性物質の土壌汚染の結果が詳しく書いてあります。
土壌沈着量調査結果(常総生協)
千葉県・茨城県のホットスポットで実施した調査結果。
◆調査方法
市町を1km四方のメッシュで区分けします。
各メッシュから1ヶ所土壌を採取し、セシウムの沈着量を調査します。
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