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[吉田照美のソコダイジナトコ] 10月21日放送分 山本太郎さん出演 前半部分
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吉田照美(以下、吉田)「今週の週刊エンターは、原発の嘘そして本当の話パート2と題しまして、この番組ならではの方々にお話を伺ってまいります。最終日の今日は脱原発活動に奮闘する俳優の山本太郎さんです。
率直なお気持ちとしてですね、8月出演していただいて、今日まで原発事故に対する政府の対応は変化はないっすよね?」
山本太郎(以下、山本)
「ありますよー」
吉田
「ありますか?」
山本
「ますますひどくなってるんじゃないですか」
吉田
「あーそういうことね。それはそうか。ますますひどくなるね。たしかにそうだね」
山本
「ますますひどくなっていくっていうか。ちょっと加速度が増してきたっていうか」
吉田
「そうだねー。なんでですかね?」
山本
「まぁ、ちょっといかれちゃってるんじゃないですか?」
吉田
「まーそうかもしれないですね。あとただやっぱり6万人デモっていうのも多少ボディブローで効いてるような気はすると思うんですけどね」
山本
「そうですね。でもやっぱり6万人規模ってかあれくらいの規模のデモを2ヶ月に1回位、できるくらいのスタンスじゃないと」
吉田
「あー確かにね」
山本
「やっぱりあのメディアから流れることってほとんどないから」
吉田
「そうですね。6万人デモを載せない新聞が何紙かありましたからね」
山本
「根性ありますよね」
吉田
「ねーそれすごい根性だよね」
山
「すごい根性です」
吉田
「信じられないですけどね。あの山本さんご自身もいろいろその活動の中でですね、玄海
原発再稼働中止の嘆願書を佐賀県庁で古川氏に渡そうとしたことに対して、建造物侵入容疑で佐賀地検に告発というのは、これは予期してましたか?」
山本
「ま、ここは予期してなかったですね」
吉田
「ねー」
山本
「ええ。多分えっと何というか」
吉田
「すごいよこれもなぁ」
山本
「ま、何かの力で足を引っ張られたり、ヘタをしたら逮捕されるという状況になりかねないなと思いましたけど、その前まで、その前から。でも何か、こういう形でと言うか、しかも、その告発した京都の人っていうのはおそらくテレビを見ながら告発状を書いてみたいな感じなんでしょうね」
吉田
「まーそうなんでしょうね」
山本
「でも一番の問題は告発されたことではなくて、それを受理したってことに問題があると思うんですよ」
吉田
「あー確かにね。そうだよね」
山本
「そのレベルの話で受理してしまったという地検にも問題があると思うし、」
吉田
「そうだねー」
山
「それを受理させたっていうにはたぶん背後関係があったと思いますね」
吉田
「まだあるだろうね。ということだと思いますね」
山本
「で、ま、おそらく今回そのことに関して逮捕っていうところまで行くことはないと思うんですけど、まぁわからないですけどね、これは。どんなことでも逮捕できちゃうような世の中だから」
吉田
「そうですね。だから、まーまーアサンジさんが女問題でああいうことをやられたように、山本さんもそれは気をつけてくださいね」
山本
「いや、この、だから、今回はだから受理したことによって風評被害と言うか、まだ犯罪者ではない訳ですよね」
吉田
「いや全然全然」
山本
「起訴もされてないし、逮捕もされてない訳だから、まだ告発されたという事実までしかないのに、えーと、やっぱり、それで使い控えというか、ちょっと危ないなと思って、使わない人が出てくるっていうか、だから、えっと、兵糧攻めですよね」
吉田
「そうだね」
山本
「えぇ」
吉田
「そういうことだよなぁ」
山本
「まぁ、でもこの先に、たぶん先々にこのそういうトラップっていうのはたくさん」
吉田
「いろいろ用意されてるというか、用意するつもりの人が結構いるとは思いますけどね」
山本
「だから自分の中で、やっぱり痴漢冤罪だったりとか、何か家の中に薬物仕込まれたりだとか、というなことはあるんじゃないかなと、ちょっと警戒してますよね」
吉田
「そうだよね。ま、この番組でも上杉隆さんもそこあたりは注意しているっていう話を前から言ってましたね」
山本
「あ、本当ですか?」
吉田
「電車には乗んないとかね」
山本
「偉いですね。いや、電車に乗らないともうどうしようもないんですよね。今(聞き取れませんでした)」
吉田
「一時期はホテルかなんかで過ごしている時期もあったと」
山本
「あーなるほど」
吉田
「なかなかご苦労は絶えないですけどね」
山本
「ま、でも上杉さんと僕の違いっていうのは、上杉さんはちゃんとした自分の取材でってとかいうことの、えっと世間にそれを知ってもらうというスタンスじゃないですか。僕の場合、一市民として声を上げているだけなのに、えーちょっと目障りだからということでこぼされる可能性が高いということですね」
吉田
「まーそれはありますよね。でも、まー結局、もう山本太郎さんはやっぱりメディアに今なっているから、そういう意味での攻撃対象にはなってるとは思いますけどね。」
山本
「なるほど」
吉田
「あの、反原発を訴える行動の中でですね、山本太郎さんの取り組んでることの一つが、原発都民投票というTwitterでも出てましたけど、具体的に今ラジオを聞いて初めて効いた人もいると思うんで、わかりやすく言っていただくとどういう運動というふうに」
山本
「要は、えっと命に関わることは僕達で決めようじゃないかと。原発を稼働させますとか原発を推進しますというようなことを野田首相が決めていいんですか?」
吉田
「あーそうだね」
山本
「石原都知事が決めていいんですか?」
吉田
「確かに確かに」
山本
「命に関わることですよね」
吉田
「ホントですね」
山本
「しかも、東電原発であれだけの事故があったのに、そのアフターフォローさえも全くされてないじゃないですか?」
吉田
「そうですね。日本国憲法で、僕ら人権を保証されてるはずだからね」
山本
「全く無視ですよね。しかも、挙句の果てに、棄民政策ですから。見殺し政策ですよね。そう考えたときに、あとやっぱり地震の活動期において、そのずさんな管理で、たとえば原発を建てるようなところも活断層が通ってたりしても、通っていことになったりとか」
吉田
「恐ろしいことを国でやってるわけだからね」
山本
「まだゴロゴロしてる訳ですね。日本列島海岸線沿いに。だから、次の東電原発が起こりえる可能性がすごく高いわけですよね。そういうことを考えた上で、稼働を決めるのが首相であっていいのか、都知事であっていいのかを考えたときに、命に関わることなんだから自分たちで決めようじゃないかと」
吉田
「そいういう発想なんですね。請求代表人というのに山本太郎さんはなっているわけですか」
山本
「そうなんですよ」
吉田
「これは要するに、この原発都民投票の運動の代表者ということでいいわけですか。」
山本
「そうですね。代表者の一人ということで」
吉田
「代表者の一人ってことでね」
山本
「あと、例えば、品川区に署名集めますとなった時に、品川区だったら品川区でやらなきゃいけないということがあるんですけれども、請求代表人がいれば都内であればどこでも移動して署名集めができるっていう」
吉田
「あーそういうことなんだ。先週ですか、これね。原発投票に向けた署名を呼びかける記者会見を山本太郎さんお開きになったんですけど、これは反応としてはどういう反応が多かったですか?」
山本
「まー要は、賛成だと。自分たちの行方というか命に関わることなんだから、そういう体制があってもいいだろうと。だって、今のまま行くと、政策としては原発推進じゃないですか?」
吉田
「まぁ、そうですよね」
山本
「段階的にとかっていうインチキなこと言ってますけれども、結局はこのまま続けるという状況であると。この状況を変えられるのは僕達でしかないと言う所で、賛成という人もすごく多かったです。
で、反対という人もいましたね。それはもう衆愚政治だろうと。要は、プロフェッショナルに任せておけと。でも今、プロフェッショナルと言われる政治家で、ちゃんとした判断ができてて声を上げている人っていうのはホント一握りですよね」
吉田
「ほんとそう思いますね」
山本
「で、数の理論から行くと、このまま僕達は、目先の金を回収する政治家だったりとか、そういう電力だったりとかっていう、そういう利権の構造にずっとぶら下がってきた人たちの言いなりになってしまう、という言うようなところですよね。でも、やっぱり、これ投票ってところまでに行くには、やはりそれぞれが今よりも知識を深めていかなきゃいけないということが」
吉田
「まー勉強していかなきゃいけないっていうことですよね」
山本
「大前提ですよね。それはもう巻町だったりというところでそれは証明されてますよね。
だから衆愚にはならないです。みなさんが勉強していくってことで」
吉田
「確かにね。それで11月末にですね、チェルノブイリ・ベラルーシ・ドイツの核輸送を止める抗議行動の取材で、ヨーロッパに行かれるっていうふうにニュースでちらっとTwitterかな?ネットのニュースで見たんですけども、これは、どういう、本当の目的というのはどういうことなんですか?」
山本
「えーっと、せっかくヨーロッパに行くんだから、なかなか遠いから、しょっちゅうはいけないじゃないですか。だから、ベラルーシ・チェルノブイリに行って、事故から25年たったその世界を見てこようかなと。要は中間のデータが全く失われているわけじゃないですか。例えば、低線量被曝だったりということに関してのデータは、恐らくその原子力の力があったりとかってことで、ソ連政府に隠蔽されたと。フランスの政府もそれを手伝ったと、ていうようなとこで、要は低線量被曝についてはわからないと言われているのは、恐らくそのデータは失われたからだと。これから日本が進む未来、どうやって予想図を描いていけばいいか、恐らくその先輩たちから、先輩たちの今の現実、チェルノブイリの周辺国からしか学べないと思うんですよね。」
吉田
「そーですね」
山本
「だから、そこから子どもたちは一体どういうような状況にあるのか、だったりとか、あと放射線廃棄物っていうか放射線の瓦礫というかそういうものについての処理ってのはどうなされているのか?そして、除染というものについてはどういうふうな対応なのか?事故から25年経った国の姿っていうのを見てこようかなと思います。」
吉田
「なるほどね。とにかく色々活動される中で、手応えは今現実的にはあるんじゃないんですか?そうでもないですか」
山本
「僕自身運動はじめた理由っていうのが、自分自身は生き続けていたい、生き残りたいというエゴから始まったことっていう」
吉田
「それは当たり前のことですね。誰もがそう思って当然のことですよね」
山本
「そうですね。自分一人では生きてもしょうがないから皆さんも一緒に生きませんか?っていうところの運動から始まったので、だから『この命を捧げてまでもみなさんに生き残っていただきたいんです』という崇高な思いまでにはまだ至っていない、と言う所が正直なところですね。でもやっぱり、このまま国にというか利権にぶら下がる人たちの思い通りにはさせたくないというか、このまま舐められ続けるのは納得行かないというところはあるので」
吉田
「僕らの考えている国じゃ今ないですからね、日本はね」
山本
「もうこれを国って認めていいのかなっていう」
吉田
「ほんとです」
山本
「アナーキーってこういう事言うじゃないかなって話ですけどね」
吉田
「ほんとにそう思いますよね」
山本
「もう無政府でいいじゃないかって話ですよね」
吉田
「本当にそうですね。
えーという【・・・00:09:29】がどんどん伝わってくる山本太郎さんなんですけど、ちょい前にニコ生で田原総一朗さんから対談して叱責されたということなんですけども、明らかにお二人の話比較すると、山本太郎さんの方が確実に国民目線で進めてるなぁってのはビシビシ感じますんでね、応援させていただきたいと思いますけれどね」
唐橋ユミ(以下、唐橋)「すごく素直に語って頂きましたね」
吉田
「そう。もうホント隠し事なくお話しなさるんでねすごく気持ちいいですね。さて、この後8時台の【・・・00:09:58】前での山本太郎さんのお話の続きがありますんで、お送りします。ぜひお聞きになっていただきたいと思います」
唐橋
「以上、週間エンターでした」
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