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こんばんは(^O^)APDに遮蔽の件、報道以上に現場では明日以降に大きな問題になりそうな気がするでし。報道は単なる問題を起こした事象のみであり、なぜこのような問題起こすのか起きたのかそこには複雑な背景がいっぱいあるのでし。今回の問題起きる可能性は前にもつぶやいたんだけど…。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 22, 2012
続き1:今回の問題は1Fで真剣に収束作業に取り組んでる企業や従事者達の気持ちを考えると暴力団問題やピンハネ問題が起きる度に「あ~やっぱり原発作業って…」って同じように思われるのが辛いでし。常に残線量と戦いながら一生懸命被曝低減に努力してる作業員も沢山いるのに。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 22, 2012
原発作業員は必死になって活動してくださっている。そのこととこういった問題は切り離して考えていきましょう。
続き2:今回の問題は決して許されない許しちゃいけない行為だけど、そこに至る背景と根本的要因をつぶさない限りまた同じ事が起きる。単なる法律違反で片付けちゃいけないでし。背景に潜む巨大な根本的要因を解決しない限り…。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 22, 2012
続き3:オイラこの件に関してつぶやくのどうしようか悩んだけどフォロワーさん達の質問もきてるし…、いつもと同じくオイラの勝手な主観だから信じる信じないは皆さんにお任せするとして、根本的要因とこれからの収束に向けての問題点と対策を明日以降ゆっくり詳しくつぶやくでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 22, 2012
根本的要因は翌日に。じっくり最後まで読んで考えていきましょう!
翌日のツイートです。
◆会社概要について
ただいまっ(^O^)東北も梅雨明けが近い感じでし。現場は今日も暑さと闘いながら沢山の作業員がコツコツ作業してたでし。今日は昨日少し話した被曝隠しの事をつぶやくでし。まずは今回の事から。問題起こした企業は元請けは東電の資本が約25%入ってるグループの会社で下請けは地元の会社。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き1:地元の会社は他の元請けにも作業員を入れている会社でし。オイラのイメージはこの会社は定検の時、作業というより検査員や放管員、監督等々の管理者を派遣してる感じでし。昔は作業してる会社のイメージだけど最近は派遣がメインだったような気が…。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き2:だけど事故後は管理監督者はどの元請けもほとんど自社でまかなってるから需要が少なくなってるから今回は作業がメインだったみたい。被曝の管理責任は本来下請け業者の事業者が当然やらなきゃいけないんだけど、原発の場合はほとんどが元請けが管理責任となってるでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き3:それは原発業界の下請けは少人数の小規模な会社がとても多く、小さな会社ではとても放射線管理業務まで出来ないからでし。国家試験資格者も必要で放射線管理計画書作成したり労基にも報告したり経費がかかるでし。だからほとんどの下請けは契約時に元請けと放射線管理の委託契約を結ぶでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き4:だから今回の責任は元請けにも当然あって、更にその元請けは東電資本が入っているから東電もいつものように単に「元請けさんに任せてますし我々が口を挟む件では…」って言えない状況なんだと思うでし。ただ今回の事は東電も元請け会社も全然知らなかったとオイラは思うでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
◆原発作業での線量のごまかしについて
続き5:原発での線量ごまかしは事故前からたまに聞くでし。特に線量の高い場所での作業では昔はよくあったと先輩から聞くでし。1Fでいうと1号機は昔(25年位前かなぁ)エアロック開けて原子炉建屋に入った所から線量高くて全面マスクだったみたいでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き6:それでドライウェル内の作業は線量計を持たない作業員が多かったって聞きます。あと3号機の世界初のシュラウド交換作業の時も線量高くてすぐパンクするから線量計を持たなかったり遮蔽してる作業員がいたみたいでし。ただこれらの話は全部公式ではなくて作業員同士の話でし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
中央のヒョウタンのようなものがドライウェル
※MarkⅠ型原子炉格納容器
http://www.ge.com/jp/news/reports/gereport_march18_11.html
続き7:今回のようにはっきり公に出た事があるかわかんないけど作業員同士の話や噂の信憑性は高いとオイラは思ってるでし。今回の事で被曝隠しでも悪質なのが会社側が強要してる事でし、被曝隠しのほとんどは個人的にやってる場合が多いのでわからないのが多いんでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き8:作業員は自分の残線量を気にしながら少しでも従事期間を延ばしたいからやるんでし。元請けや1次下請けまでは会社も大きく社内で配置転換が出来て収入がゼロになり生活に困るって事はほとんど聞かないでし。1年50mSv、5年100mSvをリセットされたら戻れるでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
ここはすごく重要ですよね。
現在年間50mSv、5年で100mSvを超えたら収入が亡くなってしまうという瀬戸際に立っています。
続き9:ただそれ以下の下請けは原発作業のみの会社や作業員が 多いから線量パンクしたら次の月から収入ゼロなんでし。今は被曝限度は5年100mSvがあるから平均20mSvで管理してる下請けがほとんどでし。東電や元請けは配置転換出来るから1年50mSvで管理してるでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き10:だから被曝限度管理値もそれぞれ違うんでし。今の現場の状況だと建屋内は別として日々の平均被曝値は0.1mSv前後位だと思うでし。作業にもよるけど大体半年で20mSv位の計算で働いてるでし。半年で年間の収入が稼げるかというと、今は単価も安く無理でし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
東電は社員の給料は下げないけど、現場の作業に当たる方のコストを削減していますね。
続き11:オイラの知る限りでは日当12000円前後位で月30万円前後が普通と思うでし。原発作業のみの下請け作業員はなんの保証も補償もないんでし。かといって他の仕事を見つけるのも難しい状況なのです。定検みたいにメーカーに仕事が沢山あればいいんだけど今は厳しい状況でし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
保証も補償もなし。
もし、病気になって去ることになっても、その後の保証がないんですよね…
続き12:今の現場は以前のように特殊な作業を除いてメーカー主体ではありません。ほとんど全ての案件が競合でし。競合になるとメーカーは東電系列企業には値段で太刀打ち出来ないでし。だからメーカーで長年働いてた下請け作業員も今は単価が安くても直業者の作業員で沢山働いてるでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き13:これが今の1F収束作業の現況でし。話は逸れたけど線量計に戻すでし。今は通常東電が貸し出すAPDやPDと企業が準備するGBやFBの二種類の測定器を胸に付ける事になってるでし。被曝線量の評価はGBで行いAPDやPDは暫定値として使ってるでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き14:だからAPDだけ遮蔽してもすぐ評価値に大きな差が出れば発覚するでし。被曝値を下げる方法はオイラの知る限りまだまだ沢山あるでし。だけどつぶやくと利用する作業員がいると大変なので控えるでし。今回の使った方法は単純過ぎるし放射線知識を持ってる人が考えたとは思いずらいでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き15:特に今回の作業は汚染水ホースの保温作業って聞いたけど、汚染水ホースの取り扱いの場合いくら汚染水自体を扱わないとはいえβ線を考慮しなくちゃならないんだ。で、その強いβ線は鉛遮蔽で止まるんだけどその時、今度は制動X線や放射線を出すんだよね。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
制動X線
ベータ線の特徴はマイナスの電気を持ち非常に軽いことです。このため、重い原子核の近くを通ると強い力でひっぱられて簡単にその向きが変わります。この時、ベータ線は自分の運動エネルギーの一部をエックス線として放出します。これを制動エックス線または制動放射線といいます。
(KEK放射線科学センター)
続き16:だから逆に身体にも悪影響だしAPDの値は高く出る場合もあるんだ。だから建屋内でγ線が高い場所で高濃度の汚染水を取り扱う場合は鉛チョッキやタングステンベストを着たいんだけど難しいんだよね。これから先の建屋内作業の汚染水処理は大変なんだ。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き17:はっきり言って作業員の人は放射線について詳しい人は少ないから管理者側がきちんと説明しなきゃならないんだけどね。生活も大切、自分の命はもっと大切、働いてる作業員全員が納得し安心して働ける報酬や保証や補償が確保出来ればいいんだけど…。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
続き18:東電に国の資本が入ったけど一企業として1Fの収束作業を通常の契約社会ルールのまま続けたらいずれ下請け企業は潰れていき撤退する企業や作業員が増える。全国の原発が国の暴挙強制でこのまま順次再稼動していけば原発作業員はそちらで働き1Fには間違いなくまず来なくなると思うでし。
— ハッピーさん (@Happy11311) 7月 23, 2012
福島第一原発の作業はまだまだずっと続きます。被ばく限度の問題でいなくなる人もいるし、原発の再稼働が各地で始まれば、福島に集まっていた作業員の方も徐々に減っていきます。 今後どのようにしていくのか本格的に考えなければいけない事態になっていると思います。