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過去記事です。

TPPのメリットと言われる食品の価格が下がることについて考察。


今回は、TPPのメリットである食品の値段が下がることについて、
韓国の事例とともに考察していきます。

今回も参考書は、

「TPP すぐそこに迫る亡国の罠 三交社 郭洋春著」です。


TPPの中身について、アメリカの政府高官は、
「米韓FTAを見てくれ」
「TPPで議論してることは、すべて米韓FTAに盛り込まれている」
「TPPは、米韓FTAの貿易自由化のレベルをもっと強めたもの」
と言っています。


管理人が見つけた、米韓FTAについても言及している本は、
「TPP すぐそこに迫る亡国の罠 三交社 郭洋春著」です。

TPPすぐそこに迫る亡国の罠


◆関税が撤廃されることで、輸入品の値段が下がります。しかし…


関税が撤廃されることで、輸入品の値段が下がります。しかし、下がらない品目もありました。
なぜか。

輸入品の価格が下がらなかった理由は、輸入業者と流通業者が関税が下がった分の利益を、そのまま手にし、消費者に還元しなかったからです。

関税が撤廃されたからといって、関税分の値段が下がるかどうかは消費者にはわからないですよね。そこを巧妙につかれることも予想されます。


◆価格の低下により、農業を営むものが苦しむことに…

輸入品の価格が下がり、消費者がそちらばかり選択するようになれば、農作物は価格を下げざるを得なくなるでしょう。そうすると大打撃を受けるのは農家です。大打撃を受け、廃業する農家が増えれば、ただでさえ低い食料自給率は下がっていくばかり。日本の食糧事情の危機といっても過言ではありません。


◆さらに、食品関連では別の意味で危険であると言えます。

それは、遺伝子組み換え作物の流入と表示義務の消去が言えます。遺伝子組み換え作物はEUでは市民の根強い反対運動でモンサントを退かせました。しかし、日本はTPPにより、市民運動を起こしても空を切るでしょう。下手をすると、モンサントに訴訟を起こされ事態となります。

アメリカ合衆国では現在遺伝子組み換え作物が入っているかどうかの表示をしていません。アメリカが科学的に大丈夫といって表示していないのだから、日本も表示を消しなさいという圧力もかかることでしょう。すると、「遺伝子組換えでない」と表示されていたものが、全くなくなることでしょう…



まだ、書きたいことがいくつもあります。
予定では、ISD条項、ラチェット条項、非違反提訴条項などなど、聞いたことない言葉が並びます。さらに、原発を止めようと思っている人に向けたTPPの項目も書こうと思います。ちょこっとお時間ください。




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