川根眞也先生の内部被曝に関する連続ツイートをまとめました。ところどころ解説を入れております。
【内部被ばくについて8月26日①】内部被ばくについて、連続ツィート8月26日版始めます。昨日和光市の講演。参加された方ありがとうございました。時間の関係でお話しできなかったスライドをUPしました。「和光市講演会でお話しできなかったpdf」radiationexposuresociety.com/archives/1885
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日②】福島県大田川の先で取れたアイナメ2万5800ベクレル/kgというニュース。最近100ベクレル/kg越えの食品のニュースしか報道されない。一方で福島県産のモモがどこの店頭にも。とんでもない値より10ベクレル/kgの食品が何なのか?の方が重要。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
福島県沖でとれたアイナメから基準値越えのセシウム―さりげなく安全誘導を図ろうとする記事に怒り心頭!2万5800ベクレルは平均した数値。本当は3万8000ベクレルでてます。
ここでは、10ベクレルの意味を…
【内部被ばくについて8月26日③】東都生協がチェルノブイリ原発事故当時からゲルマニウム半導体検出器を導入、自社商品の残留放射能自主検査を行っている。1100万円をかけた。検出限界1ベクレル/kgまで測っている。多くの自治体で食品を測る場合検出限界25ベクレル/kgのことが多い。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日④】検出限界が25ベクレル/kgということは24という数字がでても「不検出」になる。あるのにあたかも放射性物質が0かの印象を与える。そこが狙い。現在の所、きのこ、たけのこ、さつまいも、もも、うめ、ブルーベリー、いくつかの魚くらいしか20は越えない。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
ここは要注意。不検出=ゼロではないということ。
ゼロから検出限界の数値のどれかという考え方をしなくてはならないのです。
【内部被ばくについて8月26日⑤】国際放射線防護委員会のパブリケーション111にセシウム137を一度に1000ベクレル食べてしまったら何日間くらいで体外に排出されるか、というグラフがある。だいたい700日で0になる。radiationexposuresociety.com/archives/933
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑥】700日とはだいたい2年。ヨーロッパ人で日本で働いて帰国すると「2年間は子どもを作るな」と言われることがあるという。その根拠はこのICRPのグラフかもしれない。radiationexposuresociety.com/archives/933
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑦】ICRPのグラフで重要なのはいったん1000ベクレルのセシウム137を食べても、その後安全な空気、安全な水、安全な食べ物をとり続けていれば体外に排出されていき、2年後には0に近づくということ。radiationexposuresociety.com/archives/933
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑧】しかし毎日1ベクレル食べ続けているとどうなるのか?なんと700日(=約2年後)には200ベクレル近くなる。それが毎日10ベクレル食べ続けると700日後、2年後には1400ベクレルを越える。radiationexposuresociety.com/archives/933
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
ここが肝です。少量でも危ないというはICRPでさえも言っているのです。1Bq/kgでも摂りつづければ危険だということを忘れずにいましょう!!
【内部被ばくについて8月26日⑨】日本の放射線の専門家連中は「カリウム40は体重60kgの人で体内に4000ベクレルくらいあるんだし、セシウム137が1400ベクレルくらいあっても心配ない」などという。僕はこれを「カリウム詐欺」と呼んでいる。放射性セシウムはカリウム40とは別。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
カリウムは人が生きていく中で、長い時間をかけて免疫を作ってきています。それと人工のセシウムは全くの別物。また、カリウムはガンマ線を出して、人体にとって必要なカルシウムに代わります。しかし、セシウムはベータ線を出して、放射性バリウムに、その後バリウムになり、非常に危険なのです。バリウムは毒物及び劇物取締法の第二条七十九により劇物と指定されている。
※硫酸バリウムとバリウム=4-(5-クロロ-4-メチル-2-スルホナトフエニルアゾ)-3-ヒドロキシ-2-ナフトアートは除く(Wikipedia)
【内部被ばくについて8月26日⑩】カリウム40と放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)とを同列に扱い、ベクレル数だけで考える放射線の専門家が多い。また、ベクレルをミリシーベルトに換算して健康影響を考える放射線の専門家たち。これはごまかしである。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑪】ベクレルをミリシーベルトに換算するときに「実効線量係数」をかける。「実効線量係数」はICRPが勝手に決めたもの。ICRPは外部被ばくの健康影響:内部被ばくの健康影響を1:1と考えて計算。ICRPは放射性物質が体内に均一に広がって蓄積するとする。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑫】外部:内部=1:1のわけがない。外部からベータ線ガンマ線が当たるのと、体内の心臓や腎臓の細胞にたまりそこからベータ線ガンマ線が細胞膜やDNAを傷つけるのが同じなわけがない。欧州放射線リスク委員会は外部:内部を1:300~1:1000としている。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑬】とくにウランやプルトニウム239ストロンチウム90はDNAと結合すると欧州放射線リスク委員会のクリス・バズビー博士。チリのような高放射能粒子(ホット・パーティクル)を吸い込んだだけで原爆症を発症。この場合外部:内部=1:1000で考えるべきと。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑭】食べ物のセシウム汚染について。小さい子どもは毎日1ベクレルも食べさせるべきではない。毎日1ベクレルで2年後には体内蓄積は200ベクレル。体重20kgの子どもなら体重1kgあたり10ベクレル/kgというレベル。計算200÷体重20=10。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑮】ベラルーシのゴメリ医科大学の学長だった、ユーリ・I・バンダジェフスキー博士は体重1㎏あたり10ベクレル、セシウム137が蓄積すると遺伝的な影響が起き、不整脈を引き起こす可能性があると言及した。twitpic.com/8z1c30
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑯】放射性セシウムを毎日10ベクレルなら1400ベクレルを越える。体重20kgの子どもなら1400÷20=70。このグラフの青紫色のグラフに。正常な心臓を持つ子どもは20%しかいない。80%の子どもは不整脈。twitpic.com/8z1c30
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑰】私たちにとっては2万5800ベクレル/kgのアイナメよりも10ベクレル/kgの食品が何なのかということ。厚生労働省が各都道府県自治体の食品の放射性物質の検査をまとめている。maff.go.jp/noutiku_eikyo/…
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑱】厚労省データより。牛肉 岩手県八幡平 <151010 8月21日NaI。「品目 産地 セシウム134 セシウム137 放射性セシウム合計 検査日」NaIとはNaIシンチレーション検出器。<15とは検出限界15ベクレル/kgで15未満。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑲】厚労省のデータは多くが検出限界が25ベクレル/kgのため不検出が多い。検出限界を越えるデータ。昨年、セシウム汚染牛肉が各地で出た。原因とされたセシウム汚染された稲わらの産地は何度も名前が出てくる。岩手県の奥州市、宮城県栗原市、栃木県那須塩原市
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日⑳】内部被ばくを考える市民研究会のHPにデータを載せました。この5~22ページに8月中旬のデータを整理しました。radiationexposuresociety.com/wp-content/upl…
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
【内部被ばくについて8月26日21】繰り返しますが東電や政府はあえて2万5800ベクレル/kgのアイナメのデータを公表し、数ベクレル/kgの食品のデータなどたいしたことがないかのように市民の意識に刷り込みを行っています。しかし大事なのは10ベクレル/kgの食品が何かということ。
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
どちらも重要だということ。大きな数値ももちろん危険だし、だからと言って、1Bqであっても危険だということ。
【内部被ばくについて8月26日22】これで8月26日の内部被ばくについての連続ツィートを終了します。Giveitというサイトで0ベクレルの安全な食品の情報を集めています。いい情報をお持ちの方は是非情報をお寄せ下さい。giveit.jp
— しんちゃんさん (@shinchann2008) 8月 25, 2012
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