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過去記事です。

福島県産の桃が基準値以下という報道に思うこと。

モモ全て基準値以下(福島民報)


福島県が実施しているモモの放射性物質検査で8月15日現在、75%が検出下限値未満となっている。政調会で県が示した。



逆に言えば検出されているものが出ているということです。




検査したのは172点。1キロ当たりの放射性セシウムが検出下限値未満は129点、10ベクレル以下は37点(21.5%)、11ベクレル以上20ベクレル以下が5点(2.9%)、21ベクレル以上30ベクレル以下が1点(0.6%)だった。最大値は30ベクレルで、全て食品衛生法の基準値(100ベクレル)以下となっている。

172点の検査でも、出るものと出ないものがあります。だから、口元に入る予定のものを全部検査するようにしなくてはならないと思います。


昨年は100ベクレル超が3点あった。

昨年は超えていたものもあったと。しかし、昨年の基準は500ベクレルでしたから出荷されていたんでしょう…


このニュースで気になることは2点。

◆どうして基準値があるのかという考え方が見えない記述

100ベクレル以下だから安全という根拠が分からないのです。こういった基準値があるということは、何らかの形で人の体に対して悪影響を及ぼすものだから存在するはずなのです。だから、基準値以下は安全と普通は簡単に言えないはずなのです。


◆ICRPの表を見ると、1Bq/kgでも、10Bq/kgでも、摂取し続けるととても危険なのです。


この表の単位は「/Body」。1000ベクレルを一度に摂取しても排出されていき、700日でほぼ影響がなくなります。しかし、低い数値のものでも摂取し続けると、排出される以上に体にたまっていき、危機的状況となるのです。


基準値以下だから安全というのは間違いです。







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