大阪府は3日、福島県産のキュウリを北海道産と偽って販売したとして、大阪市福島区の農産物流通会社「東豊農産」に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき改善を指示した。 |
府によると、平成23年から24年にかけ、福島県産キュウリ約174キロを北海道産と偽装。このほか、宮崎県産のサトイモ約32キロを熊本県産と偽装した。トマト約130キロとキュウリ約27キロについては、実際とは異なる農薬などを抑えた「特別栽培」と表示し販売していた。取引先から同社に通報があり、同社内で事実を確認、府に報告した。 |
東豊農産幹部は取材に対し、キュウリの産地偽装について「取引先から北関東産は避けてほしいと言われたが、商品がそろわず、現場の責任者が判断し、福島県産で代用してしまった。申し訳ない」と釈明した。 |
府によると、いずれも健康に影響はないという。担当者は「流通している福島県産キュウリは、放射線量の検査を通過しているので、安心してほしい」と話している。 |
この食品偽装の問題は、福島第一原発事故以降、非常に身近なものとなりました。安心な食材を求めている消費者に対し、業者の中には少しでも売り上げを上げようと、東北産の野菜を安く仕入れ、偽装して販売している現実があります。
今後もどういう業者が行っているのか追い続けていきたいです。