スポンサードリンク

過去記事です。

「ぜひ知っておいてほしいことがあります。生活保護は最後のとりでなんです」 生活保護は恥じゃない!

生活保護 最後のとりで 失明、車いす…役所は「働けないのか」(Tokyo Web)



私たちの暮らしを左右する社会保障と税の一体改革関連法案が、国会で与野党の攻防の「取引材料」にされた八日。その周辺を、あるデモ隊が練り歩いた。「生活保護は恥じゃないぞ」。

生活保護=恥
生活保護=怠け者

勝手な印象だけが独り歩きしてしまっています。






「ぜひ知っておいてほしいことがあります。生活保護は最後のとりでなんです」。東京・霞が関周辺の車道。車いすで生活する日笠方彦(まさひこ)さん(51)=東京都練馬区=は、歩道にいるサラリーマンたちに訴えかけた。この日デモに参加したのは百三人。支援団体の呼び掛けなどでつながった。

生活保護は恥ではない…本当に最後の砦です。



 生活保護を利用して十年。一九九五年三月、自宅でバイクの修理中、タンクに移し替えたガソリンにたばこの火が引火し、大やけどを負った。会社を解雇され、再就職が決まったばかりだったというのに、両目の視力、左足は膝から下、両手も親指以外を失った。
 退院後、千葉県内の施設に入所したが、「ここで死ぬのではなく、街に出たい」と一人暮らしを決めた。銀行口座の残高が二千円となり、生活保護を申請することに。だが役所の窓口で男性職員から言われた一言は思いがけないものだった。
 「あなた、働けないんですか」
 日笠さんは「まさか自分に言っているとは思わなかった」と話す。ハローワークに電話しても、できる仕事はないと言われ続けてきた。口座残高を見せた途端に、職員が女性に交代し、申請の手続きが順調に進んだことを、今でも忘れられないでいる。

役所の窓口で、「あなた、はたらけないんですか」という一言。
このセリフを簡単に言えるというのがすごい。その人の何を見て言えるのだろうか。役所も減らしたいという気持ちはあるんだろうけど、最後のセーフティネットとしての自覚のないセリフにしか見えないです。



「いま振り返ると、水際作戦だったのかな」と日笠さん。保護費抑制のため、申請用紙を渡さないなどして、間口を狭くしている自治体もあるとされる。窓口で門前払いされ「おにぎりを食べたい」と書き残して餓死した男性もいた。


おにぎりが食べたい

こういったことが起きてしまっているのが現実なんです。
保護を受けるべき人が受けられないという世の中をなくしたいのです。



最近では、タレントの母親の受給が問題視されるなど、一般の人たちからの生活保護バッシングともいえるような状況も生まれている。財政難の中、生活保護を抑制しようという動きは国でも地方自治体でも強まる。消費税が増税されて生活が厳しくなっても、制度そのものが手厚くなる可能性は低い。

これはメディアの責任です。生活保護が恥となったのもメディアでしょう。

 タレントの母親の需給の問題視は、その焦点がタレントが稼いでいるという1点のみに絞られていた点にありました。もしこれが、虐待やネグレクトなどで、両親と絶縁関係にあれば、これは考慮されるべきことなんです。子どもだから親を養わなくてはいけないという考えを離さないとこの問題は一生解決しないと思います。親子関係はそれほど単純ではないところもあるのです。



「国会では、財源か解散かの話ばかりで、ちゃんと僕たちを見ていない」。視力を失ったまなざしが、民意を託されたはずの人々の茶番を見つめている。

その通りです。生活保護の話になると特に財源がどうとか不正受給がどうとかすぐに視点がそれてしまいます。

 生活保護はきちんと運営すれば、それはそれは素晴らしい制度だと思います。しかし、現状ではマスコミの偏向報道による先入観、自治体の運営など様々な問題を抱えています。早く対策を行い、零れ落ちてしまっている方を見つけて、支援していただきたいです。

 ブログ記事で孤立死の記事を書いていますが、正直言うともう書きたくないんです。でも、現実に起きているから、みんなの目に触れてほしい、そう思って記事を書いています。

訪問者数の多い記事