「内部被曝を知る礎」シリーズ第4回です。
今回は被曝の危険についてです。
被曝をすると体にどのような影響が出るのか。
放射線が放出され分子が切断されることで起きる危険、切断された分子が元に戻ろうとした時に起きる危険(遺伝子の異常再結合)の2つの影響を考えていきます。
(1)生命機能が破壊される危険大量の分子切断、細胞機能の停止分子切断の総量が危険尺度 ①急性症状(脱毛・紫斑、下痢、出血…)…死②免疫力低下・体調不全 |
被曝の初期段階です。放射線が大量に出され、分子切断が行われたために起こる症状です。
急性症状が起き、さらには、免疫力低下・体調不全による、だるいとか疲れやすいという症状も起きてきます。
具体的な症状はこちらをご覧ください:被曝の初期症状―内部被曝を知る礎5
(2)細胞が生き延びるために起こる危険DNAの異常再結合(変性)分子切断の密集度が危険尺度 内部被曝が主 ①晩発性疾患(ガン・白血病・糖尿病など)②遺伝的影響(子孫に残る影響) |
こちらは分子切断された遺伝子がが生き延びて、遺伝子同士が間違った再結合をしたことによりおこる内部被曝の症状です。
①の晩発性疾患では、病気が現れてしまったら、死を意識するものが多いです。
②は異常再結合した細胞が、子どもに遺伝することにより起こる影響。チェルノブイリでは、奇形の子どもが生まれること、精神になんらかの病気がある子どもが増えたのもこういった影響が一因となっております。
免疫力低下の詳細、異常再結合の詳細は別の記事で紹介します。
参考:
矢ヶ崎克馬先生講演会スライド
内部被曝を知る礎
この内部被曝を知る礎という連続記事は、管理人の内部被曝を知るためのパワーポイント資料を元に少し手を加えて作成しています。
1.放射性物質、放射線、放射能の違い
2.放射性物質から放射線が出る映像
3.放射性物質は集団を形成し、埃にのって飛ぶ!
4.被曝の危険
5.被曝の初期症状
6.被曝による免疫力低下の恐ろしさ
7.外部被曝はガンマ線だけでなくベータ線も影響があります
8.内部被曝とは
9.内部被曝のイメージ
10.放射線によるDNAの切断と異常再結合
11.内部被曝により異常再結合が起きた染色体の画像
12.ヨウ素を少し詳しく知る
13.ストロンチウムを少し詳しく知る
14.セシウムを少し詳しく知る
15.セシウムが取り込まれる場所
16.プルトニウムの恐怖
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